タテ型ブラインドの裾のコードに絡まる事故に関して

タテ型ブラインドの裾のコードに絡まる事故に関して

 

先日のネットニュースで話題になっていました。

福岡市の1歳の女児がタテ型ブラインド(バーチカルブラインド)の

裾のボトムコードに首が絡まれてお亡くなりました。

インテリア業界にいる者としてはたいへん痛ましい事故であり、

心からお悔やみ申し上げます。

今後このような事故が起こらないように啓蒙する意味でブログに

書かせてもらいます。

ニュースによりますと、1歳児お子様を祖母に預けていたところ、

祖母が外出されている間に1歳児がタテ型ブラインドの裾のボトムコードに

首が絡まってお亡くなりになりました。

ボトムコードというのは、当店の展示サンプルで説明しますと

裾についているコードでルーバーがばらけないように日本のメーカーの

商品では標準仕様になっていることが多いのです。

祖母は重過失致死で書類送検されました。

ヤフーコメントをみると、祖母を批判するコメントが多いのです。

私の感覚では、タテ型ブラインドを掃き出しに施工するときは、

裾が床上がり1~2cmぐらいになるように取り付けるので、どのように

してこのボトムコードが1歳児の首に絡まったのかがわからなかったのですが、

アップされている写真を見ると、床上がり15~20cmぐらいのところに

ボトムがきているのです。

この写真をみて、これならば1歳児がルーバーの間に首を突っ込んで

しまうとこのような結果になることが想像できます。

これは、お施主様が施工されたのか、業者が施工されたのかがわかりませんが

インテリア業界関係者からすれば、施工上の問題もあるかと思います。

 

2019年11月18日に西宮市で起こったロール網戸で6歳の女児が

ロール網戸の操作チェーンが首に絡まって亡くなられた事故は、一審は

メーカー、施工業者側の主張が通ったのですが、大阪高裁での二審では

逆転勝訴となり、メーカー、施工業者は5800万円賠償しろという

判決がでました。

それに対して、施工業者が上告したのですが、今年の6月に最高裁で

上告棄却の判決がでて、メーカーのYKKAPとリフォームの施工業者に

5800万の賠償が確定しました。

詳しくは朝日新聞のネットニュースをお読みください。

私はこれがニュースになった時から、何度もブログで

安全対策の必要性を書いてきました。

インテリアのメカもの商品の安全に関する説明責任

 

サッシ業界はこの事故以降、ループ式の商品はなくなりました。

インテリア業界は動きが鈍いです。

私どもは、施工店の説明責任があるので、施工時に案内をして

お客様からサインをいただいています。

その時に案内書に使うイラストを日本ブラインド工業会が使用しているものを

使わせてほしいと申し入れたところ、著作権があるので日本ブラインド工業会の

加盟企業(タチカワ、ニチベイ、トーソー、東京ブラインド工業)でないと

使用できないと言われました。

そのため、当店では独自に作りました。

著作権も大事ですが、人の命がかかっているのです。

6月のロール網戸での事故死の最高裁判決後には、大手ディベロッパーから

インテリアのオプション販売業者にループ式のものは販売を控えるようにと

いう指示がでているという話も聞いています。

 

タテ型ブラインドの裾のボトムのコードが幼児の首に絡むということは

事前予測がまったくできませんでした。

ボトムコードのない商品もあります。

当店の店内サンプルより

これは、普通の商品のボトムコードを外せばいいという問題だけではなく、

ルーバーの重なりが大きくなるように最初から作っている商品です。

単なるボトムコードだけを外すと、ルーバーがばらけて故障になりやすくなります。

重なりが大きい商品は価格がアップしますが、幼児がおられるお宅には

絶対におススメします。

安全はすべて優先しなければなりません。

 

インテリア業界の大手のニチベイ、タチカワ、トーソーのNTTといわれる

企業はインテリア商品の安全性の啓蒙のために仲良くして

NTTコミュニケーションズでお願いしたいものです。

 

 

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