スミノエ

遮光1級の5段階の光の透過性の実験

カーテンの遮光1級が遮光率99.99%以上と言われている割に明るい

という件に関して、昨年(2018年)日本インテリアファブリックス協会(NIF)が

住江織物のやり方の特許の譲渡を受け、NIF法として業界の統一基準と

しました。(特許 第5437308号)

 

私の古いブログでは、何度もスミノエの遮光1級の基準として載せて

おりますが、今後はNIF法と書いていきます。

こちらをご覧ください 2016年5月1日 カーテンの遮光基準

 

なぜ、遮光1級が99.99%以上の遮光率なので、真っ暗でないかというと

測定方法は、JIS1055  ですが、測定するポイントが1か所なのが問題のようです。

1級2級3級の基準は民間の日本インテリアファブリックス協会が決めています。

 

でも、今更1級の基準を変えることができないので、1級をさらに5段階に分けました。

その話は2019年2月25日のブログに詳しく書いています。

 

今回遮光の基準は

「遮光1級A + +」(エー・プラスプラス)、

「遮光1級A +」(エー・プラス)、

「遮光1級A」、「遮光1級B」「遮光1級C」と

今までの遮光2級、遮光3級という7段階に分類されました。

 

「遮光1級A + +」は「生地からほとんど光を感じません。」

「遮光1級A +」は「生地からわずかに光を感じます。」

「遮光1級A」は「生地から光を感じるが、生地の織り組織や色は分かりません。」

「遮光1級B」は「生地から光を感じ、生地の織り組織や色も分かります。」

「遮光1級C」は「生地全体は薄明るく見えるが、人の表情が識別できない暗さです。」
 

これは検査所の人がひとりで目で判断している基準です。

 

これだけじゃよくわからないと思います。

 

そこで違いがわかるように動画にしてみました。

 

その前に2009年12月に私がユーチューブにアップした「遮光1級と2級の違い」と

いう動画は89,901回のアクセスがあります。

いかにエンドユーザーがこのようなことを知りたがっているのかが

わかりました。

その動画はこれです。

 

 

今は遮光1級が5段階に分かれましたので、遮光1級Cはかなり明るいという

ことを感じ取っていただければ、この動画の意味があります。

遮光3級は遮光ではないです。

 

どうでもいいが動画です。

真ん中の三角をクリックしてください。

 

【動画の説明】

日本インテリアファブリックス協会(NIF)では遮光1級の基準は2018年の夏から5段階の表示に分け、遮光品は7階級に分かれました。
最初の生地は遮光1級A++、2番目が遮光1級A+、板に貼ってある生地は上の段の左が遮光1級A、真ん中が遮光1級B、左が遮光1級Cです。
この5点が今までは全て遮光1級と呼んでいました。遮光1級でもCだとかなり明るいと思います。

下の段の左が遮光2級、真ん中が遮光3級、右が普通の生地です。

 

動画の最初に出てくる生地が上の写真の左で

スミノエのD-7396で

遮光1級A++

 

 

 

右の生地がスミノエの

D-7383で

遮光1級A+

 

 

 

ボードに貼っている商品は

女性スタッフが作ってくれました。

上段の左が   遮光1級A    スミノエ E-5394

上段 真ん中が 遮光1級B              スミノエD-7322

上段の右が   遮光1級C              スミノエD-7310

下段の左が   遮光2級                 スミノエD-7309

下段の真ん中が 遮光3級                 スミノエD-7293

下段の右が  普通のカーテン          サンゲツSC3560

 

この基準は日本インテリアファブリックス協会(NIF)が制定したもので

会員企業しか登録できないようになっています。

そのため、家具店やホームセンター等のオリジナル生地にはそのような

表示がされていません。

 

 

日本インテリアファブリックス協会(NIF)も門戸を開いて、エンドユーザーに

わかりやすくなるようにしていってもらいたいものです。

 

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「4月10日はインテリアを考える日」です。

 

 

カーテンの縫製は柄出し重視

先日、ウインドートリートメント業界活性化プロジェクト(略称WTP

水越勝也代表)から「窓装飾プランナーのいるお店」というステッカーが

おくられてきました。

 

以前のステッカーは年号が入っていて1年限りで、活躍が評価されないと

認定されなかったようなのですが、今回認定頂いたのは年号が入っていません。

 

「WTP推奨店」となっています。

WTPと言っても誰もご存じではないかと思いますが、

ウインドートリートメント業界活性化プロジェクトのことで

窓装飾プランナーの認知度アップのために努力されている団体です。

 

「窓装飾プランナー」とは、日本インテリアファブリックス協会(NIF)が

設定した資格制度で窓装飾に対して専門的な知識を持った人を認定しています。

 

当店は接客スタッフ5名全員窓装飾プランナーの資格を持っています。

キャッチコピーが「窓のおしゃれのプロになる」です。

 

私は、窓のダジャレのプロを目指しています。

ダジャレ好きのカーテン屋です。

 

 

さて、本題です。

 

 

商品は住江織物のU-Lifeというカーテンの見本帳に載っているU-8024です。

ホームページのデジタルカタログからスクリーンショットした画像です。(下)

この商品は生地巾300㎝でヨコ使いでタテリピート300㎝ヨコリピート64㎝で

メーターあたり21000円の生地です。

 

当店店内に展示しており、お客様はこれをリビングのレースにお買上げ

頂きました。

 

どのように縫製をしましょうかとお尋ねすると「まかせるからきれいにして」と

言われます。

 

こういうのは意気に感じるのです。

 

普通に縫製すると1,5倍使いや2倍使いというやり方があるのですが、

それならば柄が生かされないのでフラットがおススメなのです。

 

フラットといっても1,1倍、1,2倍、1,3倍、1,5倍のフラットがありまして

簡単ではないのです。

お客さまとの打ち合わせで、「じゃ、柄がわかるように1.1倍のフラットに

しましょうか」といっても、柄が横リピート64㎝あるので、単なる1.1倍にすると

柄が切れてしまうのです。

しかも今回の取り付ける現場は幅の違う窓が2窓あります。

1つの窓は幅が151㎝、もう一つは135㎝です。

大きな柄を3つ入れることを優先して片開きで作りました。

ボリューム感を揃えるために左右の余白の部分で調整して

1つの窓は約190㎝の幅でつくり、もう1つの窓は170㎝で作りました。

2窓とも1.25倍のフラットです。

 

 

それがこんな感じです。

サイズの違う2窓です。

ドレープは輸入のPASAYAの生地で納品が間に合っておらず、

それだけ後日の取付です。

↑ 大きい方の窓は左右の余白が大きい目

↑ 小さい方の窓は左右の余白があまりありません。

 

フラットカーテンを同じサイズで作ると窓のサイズが違うのでボリューム感が

違ってきます。

単なるボリューム感だけを合わすと柄だしがおかしくなります。

 

窓が1つだけならば、何も考えずできます。

 

ここに専門的知識のある「窓装飾プランナーのいるお店」ならば

こういうことができるのです。

 

1,25倍フラットのボリューム感は

 

カーテンと窓装飾品のお求めは「窓装飾プランナーのいるお店」の

ステッカーの貼ってあるところで買いましょう。

 

 

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「4月10日はインテリアを考える日」です。

 

 

 

 

 

 

遮光1級が5段階にわかれました。

LINEが運営している名刺管理ツールの「My Bridge」の「おまかせスキャン」に

申し込んでいた名刺が戻ってきました。

この名刺管理アプリ「My Bridge」(マイブリッジ)はすごく便利で

スマホにこのアプリをダウンロードすると、あとはいただいた名刺を

スマホで写真に撮るだけで名刺帳が出来てしまうのです。

写真を撮ると、それを無料で手入力してくれてリストが出来上がってきます。

ひじょうにシンプルで簡単なんですが、今までの名刺を全部写真に撮るのは

けっこう時間がかかります。

そういうめんどくさがり屋のために、「おまかせスキャン」というサービスも

してくれていて、名刺を送ると2週間ぐらいで全部スキャンしてアップしてくれる

のです。

 

 

しかも、これが1月末までだったのが2月末まで延長されて全て無料なんです。

(2月28日:記入 今はずっと無料になっています。)

 

私は創立以来32年間でいただいた名刺はアナログ管理で会社別アイウエオ順に

並べていただけですが、今はこのおかげで4000枚以上の名刺データが

スマホに入っています。

 

会社のタブレットとも共有できていて、スマホからはワンタップで

電話もメールも出来ますし、相手の会社の地図もでます。

名刺で管理している人から電話がかかってくると待ち受け画面に名前が

でるようにもなっています。

 

最も役に立ったのはワンタップで、エクセルデータにすることができることです。

エクセルにするといろんな加工ができてすごく便利です。

 

 

あと3年もすれば、名刺自体の存在がなくなり、スマホを向き合わせるだけで

名刺交換ができ、お互いのスマホのデータに登録されるようになると思います。

 

 

さて、本題です。

 

昨年の11月20日~22日まで東京のビッグサイトで行われたインテリア業界最大に

イベントであるJAPANTEX2018を振り返った前のブログの続きです。

 

年々来場者が少なくなっていくジャパンテックスですが、インテリア業界の

底辺の片隅にいる私としてはなんとか盛り上がってほしいと願っています。

 

内容的には、セミナーはひじょうに充実しています。

展示は主催者の日本インテリアファブリックス協会の会員企業のものは、

新商品の展示にしても、その前に大阪の展示会でみているので目新しさもなく

つまらないのです。

 

ここまでは2月2日に書いたのですが、大ネタを書こうと思っていると

なかなか書けずに放置してしまいました。

 

内容を変えて書きます。

 

JAPANTEX2018で広報していたことで、今までの遮光1級が5段階に

なりました。

これは、2017年のJAPANTEXでも案内をしていましたが、それまでも

スミノエがずっと見本帳に載せていましたし、私もブログで以前から

何度も書いていました。

 

どうやらこの特許をもっていた住江織物(吉川一三社長)が、日本インテリア

ファブリックス協会(当時の会長は住江織物の吉川一三社長)に

譲渡したようなのです。(公式発表はないです。)

 

これはいいことですが、仲の良くないインテリア業界で他のメーカーが

良く受け入れたなと私は個人的に思っています。

 

これを良い先例として、今後も各社独自にやっていることを業界で

統一してほしいものです。

 

 

今までは遮光1級2級3級の3段階しかありませんでした。

遮光1級でも明るいというクレームがよくあり、消費者センターにも

データ偽造していないかという問い合わせもあったようです。

上の画像はJAPANTEX2018で許可を得て撮らせてもらったものですが、

生地の前に模造の木を置き影ができるようにして、その後ろからライトを

当てている実験台です。

左から5つまでが遮光1級です。

 

Cと書いている左から5番目も遮光1級ですが、かなり光を通していて

影が見えて明るいのがわかると思います。

右端の3級は完全に光を通していますが、今もこれは遮光3級なんです。

 

今回遮光の基準は

「遮光1級A + +」(エー・プラスプラス)、

「遮光1級A +」(エー・プラス)、

「遮光1級A」、「遮光1級B」「遮光1級C」と

今までの遮光2級、遮光3級という7段階に分類されました。

 

「遮光1級A + +」は「生地からほとんど光を感じません。」

「遮光1級A +」は「生地からわずかに光を感じます。」

「遮光1級A」は「生地から光を感じるが、生地の織り組織や色は分かりません。」

「遮光1級B」は「生地から光を感じ、生地の織り組織や色も分かります。」

「遮光1級C」は「生地全体は薄明るく見えるが、人の表情が識別できない暗さです。」
 

これは検査所の人がひとりで目で判断している基準です。

 

遮光1級Cなんかはかなり明るいといことを理解ください。

 

すきすきすきすきすきすき

あいしている

すきすきすきすきすきすき

一級さん

とんちはあざやかだよ

一級さん

わかりにくさはまんてんだよ

一級さん

ごまかしうまく

一級さん

だけどけんかはしないよ

一級さん

 

 

 

この基準は日本インテリアファブリックス協会(NIF)が制定したもので

その会員企業しか使えません。

 

2018年の春以降に発売された見本帳にはこの基準が表示されています。

なぜか2018年7月に発売されたリリカラのカーテンの見本帳には載っていませでした。

このため、NIF内でも統一されるのは2年半後ぐらいになります。

 

ですから大手家具店などがオリジナル生地と称して販売しているモノには

この基準は表示されていません。

全国展開している大手の家具店では、別の検査機関で独自の基準をつくっていて、

まだ公表はしていませんが、そちらの方がわかりやすくなっています。

 

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遮光1級がさらに5段階に細分化されました。

先日、アスワンの新作カーテン「セラヴィ」の展示会に行ってきました。

リーズナブル価格の商品としてはなかなかいい商品を出していまた。

今回初めての企画として、商品のプライスカードにQRコードをつけて、

それにスマホや携帯電話をかざすと、情報が得られるようになりました。

 

アスワン  すすんでる~

 

アスワンのことではなく、インテリア業界の新作発表会全体に言えることですが、

新作発表会なのに、自社商品を説明する担当員が知識がなさすぎるのです。

我々がこの商品を販売するにあたり、わからない素朴な疑問を問いかけると

すぐに「宿題にしてください」というのです。

どこのメーカーに限らず「宿題にしてください」というのはこの業界の常套句の

ようです。

 

メーカーの人達は自社商品について知らなかったら、「宿題にしてください」と

言って社内の詳しい人に聞いてからまた連絡をすればいいと思っておられますが、

我々小売店は、お客様から販売している商品について聞かれて「宿題にしてください」

なんて言おうものならば、お客様は二度と戻ってこないです。

知識のない人から買おうなんて思いません。

 

新しく出す見本帳によって、2~3年間の会社の業績が大きく左右するはず

なのにもっと会社として真剣に取り組んでいただきたいものです。

「この商品を売りたい」という気持ちが伝わってこないのです。

メーカーとしては、我々小売店がエンドユーザーに対して十分に良さを説明

できる知識を提供していただきたいのです。

我々はメーカーの商品はそのメーカーに知識を求めるしかないのです。

 

今回のアスワンの展示会に行ったら

「遮光カーテンの遮光性評価方法が変わりました」という案内がありました。

 

(画像をクリックすると別のページに飛びまして右下のフルサイズ表示をクリックすると拡大します。)

これはインテリア業界のメーカーの団体である

日本インテリアファブリックス協会が決めた基準です。

昨年のJAPANTEX2017で【案】としてこのようにするという案内はしていました。

こちらのブログをお読みください。

ここに記載されている特許番号5437308号は2014年に

住江織物が取得したもので、スミノエのカタログにはずっと以前から載って

いましたので、スミノエ商品取り扱いの多くの販売店は知っています。

 

遮光1級が明るいという問題は、今までよく言われていて業界でも問題になって

いました。

そのため、住江織物が自ら会長(この5月で退任)をしている団体である

日本インテリアファブリックス協会が制定した基準は甘いということで独自の

方法を考えて真似されないように特許をとりました。

副会長の企業である東リ、サンゲツ、川島織物セルコンも独自の基準を

つくりました。

そうなると他の加盟企業からの突き上げなどがあり、新たに

日本インテリアファブリックス協会(NIF)として、共有できる基準をつくった

ようです。

日本インテリアファブリックス協会(NIF)のホームページをみると、

住江織物の基準をそのままNIFの基準にすると問題があるようで、特許を

譲渡して、今までのをスミノエ法として、NIFが今回発表したのを

NIF法としたようです。

日本インテリアファブリックス協会からは、遮光1級の基準が変わったという

広報はありませんが、アスワンの見本帳にはNIF法ということですでに

載っています。

本来ならば、日本インテリアファブリックス協会(NIF)が一番最初にお知らせを

すべきことです。

 

この基準は検査方法は、JIS規格に基づいて行われていますが、国の基準ではなく

一民間団体が制定している基準です。

すべてのメーカーがこれを採用するかどうかはわかりませんが、同じ検査方法で

データがでてくると、違うメーカーの商品でも比較ができるので、少し便利に

なりました。

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19年前のカーテンの吊り替え~縫製も進化~

当店は吊り替えのお客様がひじょうに多いのです。

今後新築需要が少なくなっていく中、以前に買っていただいたお客様の

顧客管理をしっかりしているからだと思います。

 

19年前に当店で新調したお客様のカーテンの吊り替えの話です。

 

その時も吊り替えで、40年前に家を新築した時に新しくカーテンをつくったと

言っておられたので(当時は当店は存在していません)、約20年周期で

カーテンを新しくされていることになります。

 

 

カーテンの吊り替え需要って20年か~

 

 

 

今回新しくしたのですが、今までのカーテンは川島織物(現 川島織物セルコン)の

商品で、マメに洗濯をされていてけっこうしっかりしています。

豆知識

カーテンを長持ちさせるには、マメに洗濯することなんです。

日当たりの良い所では、何年も洗わないで初めて洗濯をすると、紫外線で

劣化している繊維には刺激が強すぎて一気にさけてしまうことがあります。

マメに洗濯をして繊維につねに刺激を与えておくことも必要なんです。

 

大きな声では言えませんが、まだ十分使えるぐらいしっかりしています。

レースは少し裂けてきていまして、これが吊り替えのきっかけになったようです。

before

after

ドレープはスミノエの遮光生地でU-4219で簡易型形態安定加工をしています。

レースはシンコールの裾エバ柄でML5644です。

こちらのお客様は、ご来店いただいたときにこのタッセル(タイバック)を

ご覧いただき、それを気に入ってカーテンをこの色に合うものにされました。

タッセルからカーテンが売れたら、カーテン屋としてもうれしいです。

これで目標たっせるですわ。

 

ここでブログを終えると「つまんねぇ~ダジャレをいうカーテン屋」

で終わってしまいますので、当店における19年前と今の縫製の違いに

ついて説明しておきます。

 

レースの裾ウエイト

19年前のレース

ウエイトロック

ウエイトをウーリー糸で巻いていくやり方

 

今回の現場は裾エバ柄レールだったので当店の展示で説明します。

上の写真は今回の現場のレース

 

下は説明用に撮った当店の店内のレースのウエイト

ウエイトを生地で巻き込んでいます。

当店ではこれを本縫いウエイト巻きロックと呼んでいます。

こうした方が丈夫できれいと思っています。

このやり方だと縦使いのレースもウエイト加工ができますのでおススメです。

 

 

芯地の上部の処理

19年前の縫製

芯地の上部をミシンで縫っていました。
芯地の下は縫っていません。

今の縫製

芯地の上部も下部も縫いません。

芯地の裏側で縫ってひっくり返しています。

糸の縫い目は出来るだけ表に出ない方がきれいと思っています。

今は簡易型形態安定加工が主流となっていますので、それに見合った

芯地で、自然とヒダとヒダの間が畳むと谷側に折れる芯地を使っています。

 

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遮光1級が明るいという問題

お盆です。

今夏は27年振りに当家の家紋(丸に橘)が入ったお盆・広蓋を使うことになりました。

広蓋は亡くなった祖父が、父が結婚後に用意してくれたもので、私の結納の時に

使ったきりです。

 父は分家しているために一代目、私が二代目、息子達は三代目k.kojima brothers.です。

 IMG_9713_R IMG_0090_R

お盆です。

 

 長男の結納を東京でしました。

「のぞみ」を叶えるために新幹線で持って行ける関西風のコンパクトな結納品です。

ゼクシィの調べによると、今は7割の人が結納はしないらしく、百貨店の

ブライダルアドバイザーの話によれば、昔から金額の変わっていないものとして、

卵とバナナと結納金らしいのです。

 

そんなバナナ?

 

 私は常に新しいものを取り入れながら、伝統は重んじたいと思っています。

 下の動画は結納式の練習をしているところです。
(真ん中の三角をクリックすると動画になります。)

 

 緊張の夏です。     (金鳥の夏)

 

 

さて、本題です。

 

 

昨日投稿した天幕カーテンはサンゲツの新しいカタログ「ストリングス」に

載っている遮光1級の商品、SC3369です。

 

IMG_0149_R

 IMG_0148_R IMG_0150_R

画像はクリックすると別のページに飛びまして、そこでもう一度クリック

すると拡大されます。

今回のカタログから遮光1級の後ろにカッコしてB2と書かれています。

これは、日本インテリアファブリックス協会(NIF)が制定した遮光の基準で1級が

甘すぎるということで、自ら独自の基準を制定し、遮光をB1、B2、B3の

3段階に分けていいます。

さらにAがあるわけではなく、BはBlackのBのようです。

何回も書いていますが、住江織物は遮光1級を独自の基準で5段階にわけていて、

他社がまねできないように特許を取っています。

 

昨年、東リは同じようにNIFが制定した遮光の1級では基準が甘いということで、

遮光1級+(プラス)と遮光1級と2ランクに分けました。

 

川島織物セルコンも昨年10月にだした見本帳から、遮光1級のうち、最も暗いのを

S1級として、明るいのを試験上1級でも、独自の見解で2級としました。

業界で決めた基準はおかしいということで1級を2級と表示してNIFの基準を

完全に無視しました。

この4社はインテリア業界の主要企業で、日本インテリアファブリックス協会

(NIF)の会長が住江織物でサンゲツ、東リ、川島織物セルコンの3社が

副会長です。

 

この4社以外は、今年新しくカタログを出したメーカーも含めて

自分達で決めたNIFの基準で表示しています。

 

自分達で決めた基準がおかしいと思えば、独自でつくるのではなく業界で

話し合って新しい基準を作るべきなのです。

 

遮光1級の商品でも住江織物の「遮光1級A++」と東リの「遮光1級+」と

川島織物セルコンの「遮光S1級」とサンゲツの「遮光1級(B1)」の中で

どれが一番遮光度があるのかを聞かれても誰もが答えられないという状況です。

 

この業界の主要企業は、もう少し業界全体のことを考えてもらいたいのです。

 

自分たちの都合で、インテリア業界最大のイベントを1抜けた、2抜けたと

するのではなく、業界全体で盛り上げてもらいたいのです。

 

今は夏期休暇中で業界のメーカー関係者はこのブログを読んでおられないと

思いますが、私からのエールです。

 

IMG_0016_R IMG_0074_R

 

 バラ、 バラ、 バラ

 

正会員14社 賛助会員44社向けの58本のバラです。

 

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カーテンの遮像性について

 今回のJAPANTEX2016では多くのものを得ることができてたいへん勉強になりました。

今は、SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)が盛んで多くの人が

フェイスブックやインスタグラムに写真付きで情報を発信されています。

今回は、インテリア専門店の人があまり行かないようなブースで得た情報について

書いてみたいと思います。

一般財団法人日本繊維製品品質技術センター(通称QTEC)のブースでカーテンの遮像性の

実験をしていました。

こちらのブースへは、今話題になっている「遮光1級が明るい」という件で

何かいいデータがないのかを知るために行きました。

この件に関しては、大人の事情で書くことができません。

 

カーテンの遮像性試験については、外から室内が見え難くなるカーテンの性能を

評価する試験です。

161028-111240_r 161028-111313_r

模型を使って、外からは見えにくいといわれているミラーレースと

普通のレースを吊った場合、昼間と夜の見え方の違いを実験しています。

下の画像は昼間のイメージで、右側がミラーレース、左側が普通のレースです。

レースの衝立の向こう側(室内)と手前側(外)の両方に光が当たっています。

161028-111225_r

昼間はミラーレース(右側)は外からは中は見えにくくて、普通のレース(左側)は

少し見えますよという話です。

これは、至近距離(50㎝ぐらい)のところからみていて、室内側も光が当たっています。

2〜3m離れたところからだと、昼間も普通のレースは外からはもっと見えにくいと思います。

夜は下の画像です。

161028-111214_r

 手前を暗くして、奥側(室内側)だけ光がついています。

 

そうすると右側のミラーレースも夜は外からも室内側が見えますし、

左側の普通のレースはよりくっきりみえますよということを伝えたかった実験です。

それに対し光拡散性が高いレース(テイジンのウエーブロン等)は昼間は外からも

見えませんし、夜も見えませんという実験もありました。

161028-111443_r

上の画像は昼間のイメージで外から見た場合、光拡散性の高いレース

(右側)は室内側はみえませんという実験。

下の画像は夜のイメージで、夜も見えませんという話です。

161028-111456_r

 

外からみたイメージはこれでいいのですが、室内側からみたらどうなのかという

ことがわかりません。

そこで、私が実験をしました。

dsc03498

実際の建物で、右側がスミノエの遮熱糸を使ったミラーレース

左側(画像では真ん中の窓)は普通のレースです。

dsc03500

上の画像は右側の窓のアップで遮熱糸を使ったミラーレース

下の画像は左側の窓のあっぷで普通のレース

dsc03499

昼間ですが、照明のついているところは、普通のレースではよくわかります。

室内側からみると

dsc03495

右が普通のレースで、左が遮熱糸を使ったミラーレース。

dsc03496

上の画像は室内側からみて右の窓で、普通のレースです。

外はよく見えますが、昼間は外からは気になるほど室内側は見えないのです。

それに対して遮熱糸を使ったミラーレースの室内側からみた画像は下です。

dsc03497

外から見えにくいレースは、室内側からも見えにくいのです。

機能(きのう)を重視すると、明日という明るい日が見えてこないのです。

これがいいたかったのです。

外からは見えなくて、室内から外がよく見えるレースはないですかと言われるのですが、

そんな都合のいいレースはあまりないのです。

当店のおススメはこちらをご覧ください。

 

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