フラットカーテン

フラットカーテンでつくる簡単ウエーブスタイル

長男夫婦が東京から帰ってきてお土産に、東京・丸の内にある世界初の

エシレ バター専門店「エシレ・メゾン デュ ブール」のバターケーキを買って

きてくれました。

 

美味しい

 

1日限定15食の販売で開店1時間前から並んで14番目だったという。

これが意外と焼酎と一緒に食べても美味しいのです。

  

 

 

さて、本題です。

 

トーソーが今年(2023年)7月に新発売したウエーブスタイルのレールの

部材を使って1.5倍使いのフラットカーテンを作りました。

 

この商品はトーソーが力を入れており、カタログでもトップページで

説明をして、タイトルも

フラットカーテンでつくる簡単ウェーブスタイル」となっています。

 

でも。この道43年の私が思うには、このレール部材を使えば簡単にウエーブ

スタイルがきれいにできるとは思わないのです。

6月に行われたトーソーの展示会の時のブログをまずお読みください。

 

ウエーブスタイル(トーソーの展示会より)

 

レールは機能性レールのネクスティを使ってできるのですが、ランナーは専用の

特殊なものが必要で、ピッチキープランナーもいります。

 

このレールを注文するときは、本来は別注レールセットで注文するのですが、

こちらの現場は両開きなんですが真ん中でわけるのではなく、

大きい窓と小窓があって、大きい窓の真ん中で分けるため右の片開と

左に片開のサイズが違うのです。

両端にマグネットランナー入れたり、ジョイントがあったり、通常ランナーを

1個ずつプラスしたりしたので部材で購入して、現場で組み立てました。

 

【社内メモ】次回別現場で作るときの備忘録

2つの窓の外寸 w3290㎜ 大きい窓w2555㎜ 小窓260㎜ 間425㎜

たまりは2mに対して450㎜ (たまりはできるだけ窓側の外にだす)

大きい窓の真ん中で両開き 左側はレールを400㎜出す 右側は500㎜出す

レールの長さは4200㎜ 左側は1700㎜ 右側は2500㎜

フックの数は左24個 右34個

枠内にはニチベイのラフィー遮光 N9180をつけています。

 

少し工夫しているところがあります。

 

ウエーブをきれいに出すために簡易型の形態安定加工をしています。

生地が重要で、このレールに吊るだけではきれいなウエーブはでないと

思います。

レースに形態安定加工をすると両開きの真ん中が逆V字のように真ん中が

開きます。それを緩和するために先頭のマグネットランナーと2番目の

ランナーに1個普通のランナーを入れて広がらないように結束バンドで

とめています。

真ん中のウエーブの間隔は小さくして広がらないようにしています

 

最初のフックの位置は60㎜手前にしています。

 

取り付け高さが245㎝なので開閉がスムーズにいくようにマグネット

ランナーにバトンタッセルをつけています。

オリジナルの高さ調整機能があります。

シングル付けですが、ブラケットはダブル用のものをつけて室内側に

レール1本つけています。

レールは壁から60㎜以上離した位置につけないとウエーブは壁に干渉

してきれいにいきません。

ダブルレールをつけて、前後にウェーブスタイルはできません。

前か後ろかを1つだけウエーブスタイルにして、もう1枚を2つ山のひだ

ありカーテンにするのもおススメしません。

私はシングルでウエーブスタイルにして、枠内にロールスクリーンを

付けるのが一番いいのかなぁと思っています。

裾はウエイトを入れずに9㎜の折り返しです。

本縫いウエイト巻きロックのミシンを使って、あとでウエイトだけ抜いて

います。

ウエイトロックをするとウエーブがきれいにでません。

上記のトーソー展示会のブログを参考にしてください。

搬入時に折りたたんでいるためシワがついていて現場でスチーマーを

あてています。

生地はフジエテキスタイル FA1800 NW

枠内にロールスクリーンをつけています

小さい窓は発注サイズがW255㎜×H2200で、チェーン式で1:8の比率を

超え製作不可のでした。

ニチベイには細い窓用にスリット窓タイプという商品があるのですが、

この生地は遮光で厚さがあるため、これもできませんでした。

しかし、作りました。

 

この話は次回に書きます。

続く

 

 

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デニムのフラットカーテン ダメージ加工

デニム好きの若者の一人住まいのマンションにデニム生地でフラット

カーテンを作りダメージ加工をしました。

インディゴ染料の生地を用いて、本来のデニムジーンズのようなイメージで

ダメージやクラッシュなどの職人の匠の技を活かした加工技術と洗い加工の

技術を駆使して出来上がったこだわりのデニムカーテンです。

メーカーは瀬戸内デニムです。

ダメージ加工は瀬戸内海の島をイメージしています。

私はコジマですけど、この島はなんという島かは知りません。

オーダーしてから1点1点心を込めて何度も洗いをかけ染めを施し

ヴィンテージ感を表現しています。

約1倍のフラット仕上げです。

本革タッセル

 

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1.5倍使いのフラットカーテン

最近、ボリュームのあるフラットカーテンが増えてきました。

インテリア業界では、フラットカーテンというのはヒダを取って

いないカーテンのことをいいまして、レールの長さに対して何倍の

フラットカーテンというような言い方をします。

今回は1.5倍使いのフラットカーテンの施工例です。

実測に行った時には、トーソーの埋め込みタイプのレールのシエロラインが

ついていました。

  

(クリックすると拡大します。)

建築段階で施工されたのですが、埋め込んである位置が壁から3㎝離れた

ところで、ここに1.5倍のフラットカーテンをつり込むと谷側に

くるところが壁と干渉してきれいなウェーブにならないのです。

そのことをご説明させてもらったら新たに壁から6㎝以上離れたところに

後付けのレールを天井に直付けりることになり、トーソーのシエロクラウドを

取り付けることになりました。

トーソーのシエロ用のピッチキープコードを使っています。

ピッチキープコードは8㎝間隔なので、フラットカーテンのフラット

芯地は12㎝ピッチでフックを差し込んでいます。

 

今回工夫したのは、両開きの真ん中が閉めた時に開かないように、

真ん中のマグネットランナーと2番目のランナーを結束バンドでくくって

距離を縮めました。

これによって、真ん中部分の生地がたっぷりになって閉めた時に

開かないのです。

使った生地はフジエテキスタイルのジョウゼットの生地でPF1438NW.

 

この生地はすごく柔らかくて、形態安定加工や形状記憶加工をしなくても

ウエーブがきれいにでます。

この施工例は何も加工をしていなくて吊っただけです。

もう少し時間がたてばもっときれいなウエーブがでます。

 

フラットカーテンのウエーブをきれいに出すには生地が重要です。

いくらピッチキープコードを使ってもきれいにウエーブが出ないものが

多いです。

フジエのPF-1438NW(ハクボ)はおススメです。

ドレープ生地は形状記憶加工をするのがおススメです。

裾は9㎜の折り返しです。

ウエイトロックにするよりもきれいなウエーブがでます。

 

 

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約2倍使いのフラットカーテン

フラットというと一般的には「平らな」という意味ですが、カーテン業界では

ひだ山のないカーテンのことを言います。

レールの長さとほぼ同じフラットカーテンは1倍フラットカーテンといい、

レールの長さに対して生地の巾が1.3倍ぐらいのものを1.3倍フラットカーテンと

いいます。

フラットカーテンといえば最大で1,5倍ぐらいのイメージで、

これはレールに対して1,5倍の生地巾のあるひだ山のないフラットです。

 

サンゲツが2023年2月9日に新しく発売したカーテンの見本帳「AC」には

SAウェーブ」という名称の約2倍使いのフラットカーテンがあります。

 

これは今年流行りそうな予感がします。

 

カーテン業界では、ずっと以前は2倍使いにしてたっぷりヒダをとるのが

いいんだみたいなところがあり、生地の出荷量も多かったのです。

それが、1,5倍使いのカーテンでもいいのではとなり、またシェードがよく

売れるようになったり、1.3倍ぐらいまでのフラットカーテンが増えたりしてカーテンの

出荷量がかなり減ってきました。

それに代わるものとしてメカものと言われるロールスクリーンやバーチカルブラインドも

増えました。

 

メーカーもなんとか対策を考えているようで、今年は

『生地たっぷりのフラットカーテン」で仕掛けてくるのではないかと思っています。

 

 

サンゲツの「SAウエーブ」の店内展示サンプルです。

生地はAC-2515です。

 

これはサンゲツのオリジナルスタイルで、25㎝ピッチの

形状記憶加工(真空釜でするタイプ)をして、独自のピッチキープが

できるオリジナルのフラット芯地を使っています。

形状記憶加工をしていますので、丸みのあるきれいなウエーブが

均等にでます。

↑ 裏からみた写真

フラットの谷側の底でピッチキープコードを使っています。

両開きの真ん中はフラットのレースに形状記憶加工をすると

逆V字になって、真ん中に隙間ができるのですが、それができないように

うまく工夫されています。

これは素晴らしい発想です。

2mのレールに対して、両開きに作るとフックが32個必要で、片方に

寄せるとたまりが60㎝ぐらいになります。

裾は形状記憶加工をしていますので、ウエイトロックはできなくて

2.5㎝の折り返しです。

生地はレースに切り替え(パッチワーク縫製)のようにみえる

プリントがしてあり、切り替え位置は裾から70㎝ぐらいまでで

自由に決めることができます。(AC-2515)

 

サンゲツ関西支社の隣にあるセントレジスホテル大阪でも12年前に

オープンの時から各部屋は2倍使いのフラットカーテンがドレープ

(厚手カーテン)で使われています。

 

セントレジスホテル大阪のカーテン その2

 

こちらもフラットでひだ山がありませんが、生地はたっぷり使っています。

 

SAウエーブはサンゲツの生地でしかできませんが、

当店でもフラットの2倍使いのものを展示しています。

これは、トーソーのシエロというレールとピッチキープコードを使って

います。

トーソーのウエーブテープⅡというフラット芯地を使うと、1.5倍使いか

1.875倍使いになるので、フラット芯地は一般的なものを使っています。

 

このレールでピッチキープコードを使って、形状記憶加工をすれば

他メーカーの商品でも約2倍使いのフラットカーテンが作れます。

 

ポイントは形状記憶加工とピッチキープコードです。

 

これはサイレントグリスのスイス製の生地で、形状記憶加工も

形態安定加工もしていません。

裾はメロー仕上げです。

 

 

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マリメッコの生地でフラットカーテン裏地付きをつくる

マリメッコのLintukoto(リントウコト)192でフラットカーテンを

つくりました。

この生地はタテリピートが98㎝で、ヨコは1巾の145㎝になっています。

製作の丈は184㎝なのです。

どの柄をどこに出すかによってイメージも変わってくるので、いったん当店に

生地をいれて、お客様と相談しながら生地の柄だし位置を決めました。

花で紫になっているところと赤のところと黄色のところがあり、

その3つの色がきれいに納まるところで裁ち切らなければなりません。

上の写真は裾の柄だし位置

上の写真は上の柄だし位置

 

実際の施工写真

取付は夜の7時に行きました。

 

お客様のご希望は1.2~3倍のフラットだったのですが、そうすると

1巾から巾落としをしなければならず、ヨコの柄が切れてしまうのです。

そのため、1巾そのまま使うことにしましたので1,6倍ぐらいのフラットに

なっています。

 

そのため、ピッチキープコードを使っています。

レールは機能性レールの正面付けで、本来はレールを隠す縫製

(Bフック)にすべきなんでしょうが、フラットで山と谷がきれいに

出るように敢えて天付け仕様の縫製(Aフック)にしています。

吊り替えでレールはすでに付いていました。

 

マリメッコは綿にプリントをしている生地なので、日焼けに弱く、伸縮

します。

そのため、裏地をつけることをおススメしました。

ポリエステルの白の遮光裏地をつけています。

芯地の部分だけ縫い合わせて両サイドは縫い合わせずヒラヒラにして

糸かがりをしています。

当店ではヒラヒラ裏地と呼んでいます。

表生地の綿と裏のポリエステルの伸縮率が違うためです。

 

カーテン専門店ならではの工夫や縫製でマリメッコの生地で

カーテン作ります。

 

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レースが引き立つフロントレース

昨日取り付けたお客様は、戸建て住宅をリフォームされてカーテンは

当店にご相談にご来店いただきました。

ひじょうにこだわっておられセンスのいいお客様で、お客様主導で

当店は背中を押す役目でした。

 

施工写真です。

 

 

フロントレース(部屋側にレースを取りつけること)で、1,3倍使いの

フラット仕上げにしています。

窓側は2倍使いのドレープ

レースはフジエテキスタイルPF1462BP

ドレープはフジエテキスタイルFA6900SB

フラットレースとはひだ山を取らない仕様なのですが、なにもしないと

きれいにならないのです。

そのため、簡易型の形態安定加工をして、ウエーブが出るようにしています。

そして、山がきれいになるようにピッチキープコードで前にでる

山にボリュームをもたせています。

そうするときれいなウエーブがでるフラットカーテンができます。

 

 

バーチカルブラインド(タテ型ブラインド)はルーバー(スラット)を

同じ色ではなくミックスしています。

このデザインはお客様が、ニチベイのホームページからご自身で

シュミレーションされました。

 

昨日取り付けて、余った生地をお渡ししていたところ、今朝メールをいただき

残布でクッションを作って、レースでおトイレのカフェカーテンをつくりましたと

写真が送られてきました。

下の2枚の写真はお客様が撮られたものです。

メールには「たいへん満足をしています」と書かれていて

こちらもうれしく思っています。

 

こちらの現場はブログを書いている私、小嶋は一度も現場に行って

いませんし、打ち合わせもタッチしていません。

今年入社の女性スタッフが接客させていただき、若い男性スタッフが

実測に行っています。

 

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1.5倍使いフラットレースとロールスクリーンの組み合わせ

3回目のワクチン接種がなかなか進まないと言われています。

政府は1日100万回を目指すというのです。

3回目の接種に関しては政府の方針が定まらず、各自治体でも混乱しているようです。

今は、2回目の接種から65才以上の人は6か月経過後、64才以下は7か月経過後に

なっています。

私は64才以下で2回目は接種が7月22日のため2月下旬以降でないと打てないのです。

大阪市のホームページによれば、私の場合は2月16日に接種券が到着し、2月28日から

接種が出来るとなっています。

今、打ちたくても接種券がないため打てないのです。

 

3回目のワクチン接種には、賛否両論があり、否定的な人も多いようです。

私は人と会う仕事をしていますので、早めに打とうと思っています。

政府がいくら3回目のワクチン接種を声高に叫んでも、国民は

打つ病」にはならんぞという感じもします。

 

 

さて、本題です。

 

レースを手前天付けで1.5倍使いのフラットで、枠内にロールスクリーンを

取付ています。

 

お客様は当初バーチカルブラインドで真ん中にレースを挟むタイプ

(ニチベイでいうセンターレーススタイル)を希望されていましたが、

お子さまが小さいため断念されました。

レースは、透け感があって、遮熱効果の高いクールシフォンを

使っています。

枠内にニチベイのロールスクリーンN9426をつけています。

レースだけだと夜は外から丸見えですが、シークレットタイプの

ロールスクリーンを閉めると外からは見えません。

レールはトーソーのシエドクラウドを天井直付けをして、8㎝の

ピッチキープコードでウエーブがきれいに出るようにしています。

上部のウエーブは常に間隔が一定に保たられるようになっていますので

きれいにいきます。

開閉しやすいようにオリジナルのバトンタッセルを取り付けています。

 

裾まできれいにウエーブがでています。

これはトーソーのシエロのレール用のピッチキープコードを使うと

きれいなウェーブがでます。

というわけではなく、なかなかそのようにいきません。

当店独自で簡易型の形態安定加工をしています。

 

 

手前にレース、窓側にロールスクリーンという組み合わせはインテリア性も

あり、機能性もありおススメです。

 

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