形状記憶・形態安定

こだわりの縫製【8】形態安定加工と形状記憶加工

毎月最後の金曜日は「プレミアムフライデー」ということで、政府が音頭をとって

早く退社することを勧めるようになりました。

第1回が2月24日(金)だったのですが、ニュースを見ていてもほとんど活用されて

いないという感じでした。

その中で、吉野家がそれに乗じた企画をしていました。

若い人はあまり知らないと思いますが、半日で終えることを半ドンといいます。

今は、公立の小学校は土曜日が休みですが、私どもの時は、土曜日は午前中だけ

授業があり、午後からは休みで急いで帰って、大阪の子はお昼時にテレビで

吉本新喜劇を観て、ボケと突っ込みの勉強をするのが普通でした。

この半日で終わるのを半ドンと言っていました。

これは、オランダ語の日曜日という意味の「ドンタク」から来ています。

博多どんたくも同じ語源です。

それと掛けて、毎月プレミアムフライデーの日限定で「半丼」を売り出しました。

早速2月24日に吉野家に行ってきました。

IMG_6675

左半分が牛丼で右半分は豚丼で「半丼」です。

皿に別々に用意されているのを自分で盛るのです。

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こんな企画が大好きなんです。

 

さて、本題です。

 きれいなウエーブをだす形態安定加工や形状記憶加工は、今やポリエステル100%の

生地ではかけるのが当たり前になりましたが、当店では一早くからこれを

取り入れていました。

 

メーカーによって呼称が違うのですが、縫製をした後に吊った状態で

熱や蒸気できれいなプリーツを出す方法を業界では一般的に形態安定加工と言っています。

当店では、簡易型形態安定加工といい、カーテンを吊った状態でアイロンを

かけるようなものですと説明しています。

それに対して、形状記憶加工というのは、真空窯に入れてきれいなウエーブを

出す方法のことを言っています。

当店では、自社縫製で両方することができまして、簡易型形態安定加工では、

メーカーの縫製では片開き3.0mまでしかできないというのが多いのですが、

当店では無限大にすることができます。

形態安定加工の機械「プリーツフォーマー」

DSC04541

 

 片開き6mを簡易型形態安定加工をした例

DSC02756

DSC02760

幅が大きいほど形態安定加工をした方がきれいです。特にレース。

 

形状記憶加工の真空釜

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当店では、簡易型形態安定加工は無料のオプションで、ポリエステル100%のものは

ほとんど無料で加工をしています。

 

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お客様からのお問合せ(5)かまぼこ型プリーツ

 【お問い合わせ内容】

インテリアコーディネーターをしている者です。社長ブログのカーテン生地に形状記憶かまぼこ型加工して「アコーディオンカーテン」に仕立てるアイディアにとても興味があります。是非採用したいので注文方法を案内下さい。添付写真と同じかまぼこ型プリーツおよびヒダでレールも同じ物を希望します。柄は別の物を選びたいです。連絡をお待ちしております。

 

【回答】

インテリアコーディネーターの方からの質問もよく来ます。

お客様に提案される仕事の方がブログを読んでいただいているのはうれしいです。

 

かまぼこ型プリーツでどこで書いたかなと思って調べるのに、パソコンで読んで

頂いている方は右上の検索のところに「かまぼこ型」と入れると

2011年2月4日のブログ

「生地でつくったアコーディオンカーテンを間仕切りに取り付ける    」      

が出てきます。

私のブログは検索機能が充実しておりますので、ご活用ください。

自分でいつ書いたブログかを調べるのに重宝しています。

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 これも6年前に寒さ対策でリビング階段に間仕切りカーテンをつけた施工例です。

このプリーツができる加工所がなくなってしまいまして、今は同じものを

つくることができません。

申し訳ございません。

サンゲツも同じような加工をしていましたが、多分加工所が同じでできなく

なっているのではないかと思います。

ウエーブがきれいにでて、私も好きだったのですが、問題点はフックが

たくさんいって、それだけレールのランナーが多くなり開けた時のたまりが

大きかったのです。

 

また、当店はネットを通じての販売はしておりません。

 

当店は現場主義 エンドユーザーファーストです。

 

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お知らせ

2月17日(金)は30周年の創立記念日のため休業いたします。

 

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レースの裾の始末(2)形態安定加工

今日は阪神淡路大震災からちょうど22年です。

改めてお亡くなりになられた方のご冥福をお祈りいたします。

会社で私がメインに使っているパソコンの調子がよくなかったので新しくしたのですが、

ネットで購入して、こちらで設定となるとけっこう大変でした。

4日間ほど手こずりましたが、なんとか使えるようになり、新しいパソコンから

初めての投稿です。

今までのが完全に壊れていなくてまだ使えたし、他にもパソコンがあるので問題は

なかったのですが、逆に新しいほうがWindows10にしたので慣れてなくて

ひじょうに使いづらいのです。

慣れるまでもう少し時間がかかりそうです。

 

レースの裾の始末で、昨日は本縫いウエイト巻きロックの話を書きました。

私としては、何回も書いている話で、ブログの話の内容の評価はあまり高くない

だろうと思っていたのですが、意外と「いいね!」のブログランキングの

クリックが多かったのです。

そこで続き的に書いた「レースの裾の形態安定加工」についてもう少し書いておきます。

 

形態安定加工とは・・・・

 

これは、私がブログを書き始めた13年ほど前ぐらいから流行りだしました。

もっとも早く始めたのは、メーカーとしてはセルコン(現川島織物セルコン)で、

真空釜で、ポリエステルの熱可塑性を利用してきれいなウエーブがでていました。

当時、ちょっと感動したものです。

その後、13年ほど前に川島織物(現川島織物セルコン)が簡易型の

形態安定加工を出して一気に「プリーツをきれいに出す加工」が世に

広がりました。

簡易型の形態安定加工というのは、縫製したあとに、熱や蒸気をあてて、

プリーツをきれいに出す方法です。

この頃から当店の縫製加工所もいち早く導入していて、当店でも無料のオプションと

してこの加工をつけていました。

このプリーツをきれいに出す方法は、各社やり方も名称も違いまして

エンドユーザーにはなかなか浸透していないのですが、

一般的には

真空釜できちっとプリーツを出すのを形状記憶加工といい、

あとから簡易的に熱や蒸気で加工するのを形態安定加工といっています。

名称は別にして、ポリエステル100%の商品に対して、プリーツを

きれいに出す加工は、インテリア業界ではかなり浸透してきていると思います。

メーカー縫製でもこの加工を標準としているところが多いのですが、

ほとんどがドレープ(厚手カーテン)だけが標準なのです。

私は、レースにこそ、この加工をすべきだと思っています。

当店では、無料のオプションでほとんどやっています。

当店では、片開きで巾が3m以上でも無限大に加工ができます。

ほとんどのメーカー縫製は、片開きで2倍つかいならば3mまでが限度となって

います。

大きい窓こそ美しいプリーツが出る加工をすべきだと思っています。

 

 施工例

タワーマンションのコーナー窓で片開きで、一つは368㎝、もう一方は

450㎝あります。

この幅で簡易型形態安定加工をしています。

レースの奥側には50mm幅のブラインドを取り付けています。

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ものがいっぱいできれいに写真は撮れなかったのですが、レースを

吊ったあと、お客様は「わぁ~きれい」と思わず発声していただきました。

 

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2月11日(土)は建国記念日で祝日ですが営業いたします。

 

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レースの裾の始末について(1)本縫いウエイト巻きロック

寒いですね。

大阪市内は雪はまったく積もっていませんが、フェイスブックのお友達の投稿を

みていると各地でかなり積もっていたみたいです。

最近は投稿する人も慣れてきて、リアル感を出すために動画で投稿している方も

多くなってきました。

さて、何度かブログに書いていますがレースの裾の仕様について書きます。

通常は裾は10㎝か12㎝の折返しです。

レース裾10㎝の折返し

当店ではよくやるのが、裾の本縫いウエイト巻きロックです。

これはタテ使いの生地でもやります。

裾本縫いウエイト巻きロック

これはミシンに特殊な部品を取り付けてやると簡単にできます。

生地を巻き込んで本縫いをしていますので、洗濯をして落ちることはないです。

 

過去の施工例

ブログ1  ブログ2

 

 どうでもいいが動画です。

 

上の2つの写真は、簡易型の形態安定加工をしています。

そのため、ウエーブがきれいにでます。

もし、形態安定加工をレースにしなかったら

DSC04050

最初吊った時は、裾がきれいにウエーブがでません。

化学繊維のポリエステル100%の生地は形態安定加工をした方がきれいと思います。

メーカー縫製では、ドレープは形態安定加工をするのを標準仕様にしていても、

レースはオプションで有償対応のところが多いです。

当店では、無料のオプションで、形態安定加工できる生地はやっています。

安いところで買うと、レースの形態安定化加工がついてなくて、買ったあとで

きれいでなかったということがあり、あとから「他店購入分で形態安定加工ができますか」

という問い合わせがよくあります。

 

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オーダーカーテンのサイズがぴったりだと誉めてもらえる

昨日の14時ごろから今朝の11時ごろまでインターネットがつながりませんでした。

今の時代に、ネットが繋がらないというのは、メールも読めなくて仕事にならない

不便さがあります。

パソコン関係で何かトラブルがあればすぐに修理に来てくれるメンテナンス業者と

月々定額2800円で年間契約をしていまして、有事の時は無料できてくれるのです。

この会社がひじょうに便利で、支払っている価格以上に価値があり、今回も

助けていただきました。

サーバーが繋がらない状態になっていて、システムを入れなおしていただき、

復旧しました。

原因はよくわからなくて、こういう時はどこにいえばいいのかもわからないので、

パソコン専用のこういうなんでも屋さんは重宝です。

インテリア業界にも、こういう需要はあるのかなと考えながら・・・・

 

 近くのマンションで私が吊りこみに行った現場の話です。

吊りこみをしていると背後から、いろんなことを話しかけてくる大阪のおばちゃんなんです。

「サイズぴったりやん」

「一応はかりましたんやん。」

「3年前にニトリで買った時は、紙とはかるやつをもらって、自分で測ったら

15㎝長かってん。それで丈直しをしてもらったら4000円取られたんや〜」

「当店はカーテンの取り付け、実測は無料ですからね。でも、4000円で

丈直しをしてくれたら安いと思いますよ。」

「兄さんとこ、カーテン安いねぇ。この大きさで26000いくらやもんなぁ。

ニトリより安いねぇ」

「まぁ、にとりよったりですけどねぇ。袋物の既製カーテンはニトリは

安いけど、オーダーカーテンやったらけっして安くはないと思いますよ。

当店は実測費や取り付け費なども含めて総合的にみたら安いと思いますよ」

「お店の人も感じよかったもんなぁ」

「ありがとうございます。」

「お兄さん、年いくつなん?」

「いくつにみえますか」

「50ちょいかな」

「来年、還暦ですねん。商売始めて30年ですね。」

「へぇ〜 社長さんですか?」

「こんなカッコしてとりつけてますけど、責任者なんです。」

社長というとびっくりされたようですが、これはブログは読んでおられないなと思って

書かせてもらいました。

 

逆のケースもありまして、創業して間もない29年前ぐらいの話です。

誰かの紹介だったと思うのですが、新築のお客様のところに打ち合わせに行ったのです。

その時は、サラリーマンを辞めたあとだったので、お客さまと会う時はネクタイをしていく

のは当たり前と思っていったのでそうして打ち合わせをしました。

紹介だったので、仕事はいただいて、取り付けも自分で行きました。

そしたら、言われたことが

「あんた、社長やと思っていたら職人かい?」

引っ越し日で、ご家族の方が店屋もん(出前)を取られるのに私の分も

ご馳走していただいたのですが、ご家族の方は皆、「親子丼」で私だけが

「玉子丼」だったのです。

この食い物の思い出だけは、未だ忘れることはなく、

「いつかはかしわ(関西では鶏肉のことをいう)のはいった親子丼を

食べたい」と思ったものです。

 

こちらの現場でついていたカーテン

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片開き分だけ新しくしたところ

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お客様はブルーのLED照明付きの棚を買われて、それに合わせてカーテンも

変えたくなったと言っておられました。

3年でカーテンを替えていただけるお客様はありがたいです。

巾534㎝×丈241㎝ 1.5倍使いの形状記憶カーテンで税込で26568円

こんなカーテンも取り扱っています。

 

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レースの形態安定加工

先日、ご来店いただいたリピーターのお客様が、当店の年賀状がめちゃおもしろくて

毎年楽しみにしているんですよとおっしゃっていただけるのです。

ご来店時は私は居なかったのですが、「この年賀状があと10年ぐらいすると来なくなると

寂しくなるネェ」とまでおっしゃっていたとスタッフが言っていました。

 

おいおいおいおい !!

どういう意味なんや〜

一人ツッコミをしておりました。

 

当店の年賀状

こんなパターンなものを買っていただいたお客様全員に20年近くだしています。

 

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さて、本題です。

よく実測に行くマンションの1階のテナントのレースカーテンが外から見て

いつも気になっているんです。

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ポリエステル100%のレース(ボイル)なんですが、裾のウエーブがきれいでないのです。

形態安定加工がされていないので、均等なウエーブがでていなくて、広がって

いるのです。

当店の場合は、ポリエステル100%の商品は無料のオプションで、ほとんど

形態安定加工をしています。

メーカー縫製でも、ドレープ(厚手カーテン)は形態安定加工をしても、

レースは標準仕様ではしないことが多いです。

だから、レースには、形態安定加工をしない方が一般的なのかもしれませんが、

私は化学繊維であるポリエステルには形態安定加工をした方がきれいと

思っています。

形態安定加工は吊った状態でアイロンをかけるようなもので、ポリエステルの

熱可塑性という特長を利用してきれいなウエーブがでるのです。

 

川島織物セルコンが縫製をしている住宅メーカーのカーテンもドレープ(厚手カーテン)は

形態安定加工をしていますが、レースはしていません。

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ドレープ(厚手カーテン)はしています。 (下の写真)

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下は当店の施工例 レースの形態安定加工

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レースこそ、形態安定加工をしましょう

最近、同業者のブログをよく読みます。

今までも、同業者のブログは読んでいますが、それはよく知っている人や

頑張っている人のブログだったのですが、最近は業界紙のインテリアビジネスニュースの

のフェイスブックのサイト「カーテン買うならこの店」で同業者のブログを紹介している

ため、それを読んでいます。

 

なんかつまらないのが多いのですよ。

メーカーのニュースリリースをそのまま書いているようなものや、

自社の施工写真じゃなくて、メーカーのカタログの写真をそのまま使っているようなものとか。

そういうブログを読んでいると、インテリア業界の片隅にいるものとして、

しっかりしたブログをかいて情報発信をしなければならないという責任を感じます。

 

さて、本題です。

 

カーテン業界で12年ほど前ぐらいから流行りだした形態安定加工(ひだをきれいに出す

加工で、仕上がったカーテンに吊った状態でアイロンをかけるような感じ

はすっかり浸透しまして、今やポリエステルのドレープ(厚手カーテン)はほとんど

形態安定加工がされています。

メーカー縫製でも、ほとんどがドレープは形態安定加工が標準仕様に

なっています。

他社が施工したカーテンをみてもヒダがきれいにでています。

しかし、レースまで形態安定加工を標準仕様としているメーカー縫製は

少なくて、レースは加工されていないのが多いのです。

当店は基本的にポリエステル100%のものは、形態安定加工をしています。

 

私はレースこそ、化学繊維のポリエステルの生地は形態安定加工をすべきだと

思っています。

特に巾の大きいレースは形態安定加工をした方がきれいと思っています。

メーカー縫製では、片開き3mぐらいまでしか、形態安定加工をしないようですが、

当店では無限大にします。

片開き6m8㎝を形態安定加工をした施工例です。

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生地はマナトレーディングのスノー100です。

 

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