電動商品のブログばかり書いていると、当店は電動商品しか

販売していないように思われるのですが、当店はカーテン屋なんです。

先日、カーテンクリーニングだけのリピーターから「夢工房さんは

カーテンもされているんですか」と言われた時はショックでした。

「カーテンクリーニング工房」と思われていたみたいです。

 

そんな中、横浜市からわざわざ当店まで日帰りに買いにきて

頂いたお客様がおられます。

15~16年前に私のブログを読んでコメントをいただき、それに対して

私がアドバイスをしたというのです。(すみません、覚えていません)

それから私のブログのファンだったということです。

(不安でなくてよかったです。ありがとうございます。)

それで、今回吊り替えをされるにおいてフィスバの生地は決めておられたの

ですが、自社縫製できちんとしてくれるところを求めて

おられて、わざわざ大阪まで来ていただきました。

ブログを書いて19年と8か月ですが、こうして情報発信することに

よって遠方よりご来店いただけることはカーテン屋冥利に尽きます。

 

私どもは現場実測もしていませんし、納品にも行っていません。

対応したのはすべてスタッフで私は何もしていません。

 

納品したカーテン

お客様が施工後写真を送っていただきました。

生地は フィスバ FLORA 14351-104    1.5倍使い1つ山

裏地  フィスバ PURIS 14650-100

レース  フジエテキスタイル FA1818AR

 

お客様からメールをいただきました。

(素敵な写真を送っていただいたことに対してお礼メールした後に)

写真はiPhone任せなのと、画面いっぱいの大きな図なので、

画一的な写真ばかりになってしまいました。

ちょっとレンズを動かすと明度が変わって構図は同じですが

明るさが少しづつ違う写真になっています。

共布房掛けがないのとタッセルで纏めない方がドレープの端が

光に透けてキレイだなと思ったのでタッセルなしの写真しかとっていませんでした。

あとで撮ろうと思っているうちに体調悪くなってしまったので、、、

せっかく素敵な共布タッセルを作って頂いたのに最初に

お送りした写真にしかタッセル写真がなくてすみません。

 

写真が素敵なのはひとえに素敵にカーテンを制作下さったお陰です!

お電話でもお話した通り、期待は高かったですがこんなに

素敵になるとは思ってもおらず想像を超えた素敵さでした!

15~16年前の引越しの際にも夢工房さんのブログで勉強させて頂き

遮光について小嶋社長からアドバイスも頂いて勝手に一方的な夢工房さんの

ファンになっていました。

今回、引越しにあたって自社縫製のお店を含めて都内の内装屋さんを

何軒か訪問しましたが、「いい感じで柄をだしたい」とふわっとした

イメージしか持っていなかった(でも、「いい感じ」にしたいという

拘りがあった)私にはオーダーの難易度が高く、

いっそのこと夢工房さんまでお願いに行った方が良いと思って

お伺いしたのですが、届いたカーテンを見て、思い切って大阪まで

行く決心をした自分に拍手喝采しました!

 

綺麗なカーテン生地を生かすも殺すも柄だしと縫製次第だと

再確認致しました。

柄だしは事前のご相談で合成写真まで作って見せて下さったので、

綺麗になるだろうとイメージできていましたが、イメージの数倍素敵でした!

感動したのは、ドレープを表から見て裏地が付いているのが分からない

くらい裏地の影が全く表に透けてないことです。

そして皺。メーカーショールームで「皺は絶対つきます。皺が薄れて

くるのは吊ったのを忘れた頃なのでその点は覚悟しておいてください」と

言われたのでとても心配していた皺も全くついてなくて縫製工場の方の

丁寧な扱いに感謝で一杯です。

そして、レースのカーテンの裾の処理にも感動しました!

正直、レースは柄だしや生地に難しさがないのでメーカー縫製でも

同じだろうと思っていましたが、

裾のウエイトロック(?)仕上げがとてもとてもしなやかで、

裾のウエーブがふんわりと綺麗に波打ってそれはそれは美しいです

(メーカー縫製のはテンションかかっていてふんわりとしません)。

何れも私は全く思いつきもしなかった点です。

こういった細部がきちんとしたこのカーテンは、メーカー縫製で

作った前のカーテンとは異なり、ぱっと見て素敵です。

 

ドレープの柄は素敵だなと思ったのですがとても個性的だったので、

部屋に合うか?窓一面にこの柄で煩い感じにならないか?が心配で、

これにする決心がつかないまま伺ったのですが、追立さんが「合成写真」と

いう画期的なイメージ画像を作って下さって、かつ、

専門家の目線でコメントも下さったので、この生地にする決心がつきました。

なかなか高価なので、もし気に入らなくても作り直しはできないため、

追立さんのアドバイスがなければもう1つの候補だった無難な

柄のボタンにしていたかもしれません。

 

ご相談から縫製まで本当にありがとうございました!

冗長な文章になってしまいましたが、読み流して頂き、お電話では

上手く伝えられなかったかもしれない私の嬉しさが伝われば嬉しいです。

カーテンに悩んでいる友人がいたら、自信をもって迷わず新幹線で大阪まで

行くようアドバイス致します!

 

ほんとにありがとうございます。

どこでオーダーしても同じになるメーカー縫製でない専門店のこだわりを

ご理解していただだき、認めていただいたことはほんとにうれしいです。

 

当店のこだわり

今回はセルフ実測でした。

セルフ実測もほぼ間違いなくできるようなマニュアルとツールを

用意していまして、簡単に測れる引っ掛けメジャーを無料でお渡し

しています。

セルフ実測の場合は全体から5%値引きさせています。

今回は1窓ですが、金額が大きいので5%の値引きで横浜~名古屋

あたりまでの往復代金ぐらいの金額になっています。

柄だしはお客さんにヒヤリングしながらアドバイスして

縫製加工所に細かく指示します。

メーカー縫製だとここまで細かく指示は出せないと思います。

 

ドレープのひだは1つ山の1,5倍使いで縫い込みアジャスターフックを

使っています。縫い込みアジャスターフックを使うことによってヒダが

ピンとたってきれいなんです。

こういう柄の商品は柄をみせたいということでフラットにすることが

多いのですが、そうすると開けた時のたまりがきれいでないのです。

少し、ヒダを取った方が開けた時のおさまりがきれいです。

ドレープの裾の折り返しは2cmにショートヘムです。

フィスバ縫製では、この生地は8cmの折り返しです。

裾まで柄のある生地なので、折り返し部分が大きいと

その部分は三重になっているので柄同士が干渉するのです。

お客様のメールにもかいていただいているレースの裾は

9㎜の折り返しにしています。

本縫いウエイト巻きロックのミシンを使ってウエイトを抜いて

いるのです。

 

フィスバのメーカー縫製は、インテリア業界ではもっとも縫製が

きれいと言われています。

日本の法人名は日本フィスバ株式会社で

ブランド名はクリスチャン・フィッシュバッハから

フィッシュバッハ1819 に変わりました。

 

 

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