2024.04.7 | スミノエ, プレーンシェード, ブログ, 川島織物セルコン |
プレーンシェードを製作するときは、柄出しをどのようにするかを
打ち合わせをしなければなりません。
カーテンの場合は、ひだを取りますので柄の出具合はそんなに
気になりませんが、プレーンシェードの場合は平面に柄がはっきり
わかるのです。
その柄の出方によってイメージが違ってきます。
当店のスタッフがお客様とメールのやりとりで打ち合わせをした
2例を紹介します。
川島織物セルコンのケルムスコットツリーMM5914
生地巾が140cmで、タテリピートは69.3cm ヨコリピート140cm
寝室で、この生地を使って幅1020㎜×高さ1330㎜を作ります。
大きな柄で、生地は1巾でできるのですが、どの柄を出すかによってイメージが
違ってきます。
施工例
提案の段階で当店で案をだします。
サイドにボーダーを持ってきて木の柄を真ん中に持ってくる案
↑ 左側の木を完全に出す案
↑ 両方の木は少しずつ欠けるのですが、全体に木がわかる案
結局、上のパターンになりました。
加工所に指示をするときには細かく指示をします。
下の写真の赤丸のところがポイントです。
1)右上の鳥がきれないように
2)右側の真ん中から下のお花が切れないように
3)下のお花が2つみえるように
4)左側の鳥がわかるように
柄だし優先の製作サイズです。
もう一例です。
スミノエのU9026
生地巾150cm タテリピート59cm ヨコリピート75cm
大きな柄で、花の位置をどこに出すかの打ち合わせをスタッフが
メールでやり取りしています。
カタログに画像データがなかったので色違いで打ち合わせをしました。
上の画像は柄の中心から均等に左右に出す案
下の画像は真ん中に花がくる案
この案で決まり、最終的に色違いになりました。
施工例
このように柄だし指定をする場合は、1リピート余分に生地を購入
しなければなりません、それはお客様負担になります。
生地をメーカーに注文するときに、カットする位置を指示することができない
のです。
そのため、生地を余分に注文しなければなりません。
そうしないとどんな柄がでるかわからないのです。
当店ではお客様の満足を提供するためにいろんな提案をします。
こうした商品は商品知識豊富なインテリア専門店に相談しましょう。
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3月4月はインテリア月間
「4月10日はインテリアを考える日」です。
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2024.03.11 | ウイリアムモリスのカーテン, サンゲツ, ブログ, マナトレーディング, 川島織物セルコン |
リリカラのウイリアムモリスのカーテンをとりつけました。
国内のファブリックメーカーの間ではモリス戦争が起こっています。
マナトレーディングがずっと以前からイギリスから輸入してます。
プリントの商品です。
川島織物セルコンが20年程前に、版権を得て国内でウイリアムモリスの
ジャガード織で製造販売しました。今や川島織物セルコンのメイン商品と
なっています。
リリカラが昨年版権のもっているイギリスのヴィクトリアアンドアルバート
博物館とコラボして日本でジャガード織で製造販売しました。
サンゲツも昨年ウイリアムモリスのメーカーであるイギリスのサンダーソン社と
業務提携して国内でジャガード織で製造販売しました。
その4社比較はこちらのブログをお読みください。
ウイリアムモリスの4社比較 その1
ウイリアムモリスの4社比較 その2
今回取り付けたのリリカラのウイリアムモリスの「エイコーン」という商品
LS63008
カーテンが1.5倍使いとプレーンシェードです。
左のシェードは窓のシャッターが閉まっている状態で透け感がなく、
本当の生地の色に近い状態です。
原画はマナが輸入している生地で143cm巾に2柄入っています。
リリカラは4柄入っています。
デザインは各社よく似ていますが、色はぜんぜん違うのです。
↑ リリカラは日本の住宅に合う色にしたという説明をうけています。
その意味がよく理解できていないのですが、元気がなくて暗い感じが
するのです。
川島織物セルコンは明るくて元気のでるいい色だと思います。
打込み本数も他社より多いのです。
でも、川島織物セルコンの営業はプライドが高くて、あまり自社商品を
アピールしないのです。
誇りを持っているのはいいのですが、埃も積もると・・・
リリカラは価格が安いのです。
生地は他の2社に比べて薄いのですが、カーテンとしてはそれなりの
ボリュームはあります。
糸の打ち込み本数は縞見ルーペで調べればすぐにわかるのです。
1インチ間に糸が何本あるかを見ます。
サンゲツ、川島織物セルコンは経糸が180本ぐらいに対して、
リリカラは160本ぐらいです。(当社比)
糸の本数は少ないのですが、価格は安いのでコスパという点では
一番いいのです。
でも、リリカラはおとなしいのであまりPRしないのです。
打込み本数だけが価格決定要素ではないですが、一つの
エビデンスになるかと思います。
「映えるでしょ」だけではカーテンは売れないのです。
ウイリアムモリスの売り込みに一番熱心なのはサンゲツでしょうか?
「必死のパッチ」が伝わってきます。
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