カーテンには消防法の規定により防炎(ぼうえん)加工された商品を

 取り付けなければならない場所があります。

 一般人がよく出入りする施設で公共施設、劇場、映画館、飲食店、

 旅館、ホテル、病院、診療所、福祉施設等です。

 さらに地下街や高層建築物です。

 高層建築物というのは、マンションも含みまして高さ31m以上のもので、

 マンションならば11階以上の建物をいいます。

 11階以上のマンションでは、たとえ1階でもこの規定に該当します。

 10階建以下のマンションやアパート、戸建て住宅は消防法の対象では

 ありません。

 

カーテンには防炎加工されたものとそうでないものがあります。

 防炎のカーテンは、難燃の糸を使っているものや、製造段階で防炎加工

 されたものです。

 そうでない商品は、消防法で規定された場所で使用する場合は「後防炎加工」を

 しなければなりません。

 「後防炎加工」もすべての商品ができるのではなく、できるものとできないものが

 あります。

 ポリエステル100%のものや、綿などの天然素材のものはほぼできます。

 「後防炎加工」は(公財)日本防炎協会認定の工場でします。

 当店で販売するカーテンは、提携先の工場に依頼して後防炎加工をしますが、

 後防炎加工だけは請けておりません。

 防炎加工をすると有料ですが紙の防炎ラベルと防炎証明書がとれます。

 

但し、防炎性能は(二)ラベルになり、水洗いやドライクリーニングをすると

防炎性能がなくなり、再処理が必要になります。

後防炎加工のカーテンは洗わないことが前提になります。

防炎カーテンというのは、燃えないカーテンではありません。

防炎カーテンは延焼するのを遅らせるためのもので、

一気に燃え上がるのではなく、徐々に燃え、炭化(たんか)して

不完全燃焼により一酸化炭素が発生します。

防炎加工していないポリエステルのカーテンは一気に燃え、溶け落ちます。

防炎カーテンは延焼を遅らせる役目があり、火事になったときに急いで

逃げなさいという目的のもです。

サロンに後防炎加工をしたカーテンを取り付けました。

マナトレーディングのチアロ5という生地でポリエステル100%で

防炎商品ではありません。

そのため、後防炎加工をしました。

上部はパイプ通し

防炎加工をしたという証明書がとれましてラベルがもらえます。(有料)

このラベルがついているかどうかが消防検査では重要になります。

後防炎のため、布のラベルではなく紙のラベルになりこれをカーテンに

貼ります。

先に貼っておくと取れる可能性があるので、消防検査の前に貼ってほしいと

お客様にお願いしました。

一般住居であるマンションや戸建て住宅では、入居後に消防検査があることは

あまりないと思います。

当店は、コンプライアンスがありますので、11階建以上マンションでは1階でも

防炎カーテンがいりますよと告知していますが、あとはお客様の自己判断に任せています。

 

今日の話は役にたちましたか?

役に立った場合は 下のバナーをクリック
           にほんブログ村 インテリアブログ インテリアショップへ/

 

planner_02/

//  instagram_01 .

/

 

ホームページ– 初めてのオーダーカーテン–  スタッフブログ

 

 

このブログのトップ

 

2004年から3800回書いていますブログはURLを移しました。

こちらをご覧ください。 https://blog.curtainkyaku.com/