最近、住宅メーカーの仕事の中でトーソーのウエーブスタイルレールを
使った納品が増えてきました。
住宅メーカーの仕事では、ほとんどがインテリアアドバイザーが
お客さまと打ち合わせをされて、こちらに見積もり依頼があります。
そのため、こちらがアドバイスする余地はほとんどありません。
柄決めや納め方の指示はインテリアドバイザーで縫製・施工は
当店です。
その1
ボックスワイド3100㎜で高さは2455㎜の窓が2窓で片開
トーソーのネクスティのウエーブスタイルのレールを使っていて、
1.5倍使いのフラットカーテンになっています。
生地はフジエテキスタイル フォグライト FA1850 WH 300幅の横使い
すごく柔らかい生地で形態安定加工はしていません。
両端の耳の下部にウエイトを入れています。
裾は9㎜の折り返しです。
片開でレールW=3080で1,5倍だとフラットにした時の生地ワイドは
4680㎜になりフックの数は40個になります。
そうするとたまりは
67cmぐらいになります。
たまりは20%以上になります。
ウエーブスタイルの場合、事前にお知らせしておかなければならない
ことです。
その2
生地は川島織物セルコン FF5370
トーソーのネクスティのウエーブスタイルで1,5倍使いのフラットカーテン
両開きですが、片方の端にトーソーのカーテンバトンクリアをつけて
片開きでもできるようにしています。
形態安定加工をしています。
カーテンバトンです。
ウエーブスタイルを美しくみせるためのやり方(個人的見解)
1)レールの長さを決めるときは、ウエーブを均等にしようすると、
ピッチ間が8cmなので、8㎝×奇数個で両開きの場合は×2にして
レールの長さを決めます。
そうでないと均等ピッチにならない。
今回のケースでいうと、住宅メーカーのマニュアルでいくとレールは
窓の幅に対して両サイド100㎜だすとなっていて、レールワイドを
2460㎜にしました。
そうするとトーソーの仕様でいくと両開きで36個のランナー
(片開18個)です。
ピッチキープの長さは8cm×17個=136cmで両開きならば
272cmになるのです。
レールの長さ246cmなんです。
ウエーブが均等ではなくちょっと余裕のあるところがあるんです。
この場合は270cmぐらいのレールにすればよかったのです。
2) ウエーブスタイルHウエーブをきれいに出すための生地で
柔らかいのが多いので、その生地をもって開閉すると生地を
傷めるのでカーテンバトンをつけることをおススメします。
両開きに場合は真ん中に2本必要
3)トーソーのレールはひじょうにいい商品なのでマグネット
ランナーの磁力が強いのです。
マグネットにセロテープを貼って少し磁力を弱めた方が開閉が
スムーズです。
4)生地にもよりますが、形態安定加工はした方がきれいな
ウエーブがでます。
5)形態安定加工をすると、レース地だと真ん中で逆V字になって
少し開きます。そのため、現場にスチーマーを持っていて修正する
必要があります。
6)裾の処理はウエイトテープにすると、ハリがあってきれいな
ウエーブが出にくくなります。
そのため、ウエイトテープではなく折り返しでできるだけ短い
折り返しの方がきれいと思います。(レースの場合)
両端の耳の下部にはウエイトを入れた方がきれいに納まると
思います。
7)芯地はトーソーの純正のウエーブスタイル用の芯地でなくても
大丈夫かな。フラットカーテン用の芯地の方がアジャスターフックに
なっているので微妙な高さの調整ができるのです。
トーソーの純正の芯地はアジャスターフックではないのです。
現場ごとに少しずつ進化していっています。
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