フェリーのカーテン

フェリーのカーテン

 

先日、地下鉄で夢洲行きに乗って、大阪南港からフェリー「さんふらわあ」で

別府経由、当店の大分の加工所に勉強に行って来ました。

いろいろと縫製のことで打ち合わせをすることができ、吸収の旅

なりました。

「夢洲」と書いて「ゆめしま」と読みます。

大阪・関西万博に向けて新駅ができて、1月19日に開通しました。

 

 

フェリーは「さんふらわあ」で大阪南港ー大分・別府間を運航する

「さんふらわあ・むらさき」です。

職業柄どうしてもカーテンに目が行きますので、その話を書いておきます。

大阪南港~別府間は一昨年から新船になり、きれいで快適です。

大阪南港発19時5分発で、別府着6時55分で船内泊です。

現地0泊船内2泊の弾丸ツアーで、往復運賃が23000円ぐらいです。

以前は弾丸ツアーで雑魚寝部屋で往復10000円でした。

 

雑魚寝部屋はないのです。

私の部屋は一番安い個室です。

仕切りはタチカワのアコーディオンドアがついていて、中からは施錠

できます。

17000トンのフェリーなので豪華客船ではないですが、一昨年から

新しくなり設備もよくなりました。

船内

レストラン

バイキングで2500円

船内でイベントもしています。

船内の私が泊まった部屋は安いので窓はありませんが、ロビーは

こんな感じです。

フジエテキスタイルのカーテンがついています。

中にはプレーンシェードがついているのですが、ほとんど閉める

ことはないと思います。

大浴場もあります。

明石大橋の下も通過します。(帰りの便の時の写真)

お昼は大分の臼杵市の光鮨さんでフグのフルコース

真ん中の赤い三角をクリック(タップ)すると動画になります。

加工所で打ち合わせもしています。

今の課題は最近流行りのウエーブスタイル(フラットカーテン1.5倍)のすその

ウエーブをいかにきれいに出すかなんです。

いろいろと試行錯誤しています。

この話は別のところで書きます

ミシンのラッパを使わないで本縫い巻きロックをしています。

これはかなり技術力がいります。

ミシンの特殊仕様のラッパを使って本縫いコード巻きロックをしています。

 

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ウエーブスタイルの裾は江戸打ち紐

ウエーブスタイルの裾は江戸打ち紐

 

新年早々忙しいです。

当店は1月7日が仕事始めで、一番最初の仕事が住宅展示場の

モデルハウスのカーテンの取付でした。

一般住宅の窓まわり商品とオーダーカーテンを主としている

当店にとりまして幸先いいスタートを切りました。

当店は大手住宅メーカーの下請け窓まわり工事もしています。

今年は巳年です。

長いものに巻かれながらも、独自のものをだしていきたいと

思っています。

リビングの大きい窓2つにウエーブスタイルカーテンを取付

ました。

ウエーブスタイルは昨年から人気がで始めまして、今年はブームに

なりそうです。

窓は幅2900㎜が2つですが、壁は端から端まで9mあり、レールは1本で

取付ています。

開けた時は片方の壁に寄せることもできます。

窓にかぶる位置にはカーテンストパーを取り付けていて、マグネットで止まる

ようにしています。

レールはトーソーのネクスティで普通のものを使っています。

フックもトーソーのものではなくアジャスターできるフックです。

生地はフジエテキスタイルPF1383 NW

裾は江戸打ち紐でウーリーロックしています。

以前から真空釜でする形状記憶加工では、裾にウエイトを入れずに

江戸打ち紐でやっていました。

フラットカーテンの場合、裾をウエイトロックするとハリがあってきれいな

ウエーブが出にくいのです。

そのため柔らかいテープがで必要で、今回ウエーブスタイルに江戸打ち紐を

使ってみましたがきれいにできました。

今のところ、横使いの生地のみ対応していますが、これはウエーブスタイルには

おススメです。

 

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ウエーブスタイルカーテン取付

ウエーブスタイルカーテン取付

 

ここ1年でよく売れたスタイルにウエーブスタイルというのが

あります。

1.5倍使いのフラットカーテンのことで、トーソーが提案

しているピッチキープコード付きのレールを使うときれいな

ウエーブがでるというスタイルです。

でも現実にはこのレールを使うときれいなウエーブが出るわけでは

ありません。

生地によって違います。

今回取り付けたのはフジエテキスタイルのフォグライトFA1850WH

この商品はなにもしなくてもウエーブがでます。

レールはトーソーのシエロクラウド

取り付ける前にピッチキープコードをランナーに付けます。

80㎜間隔でキープされるようになっていて、カーテンのフック間を120㎜

にすると1.5倍のフラットになります。

天井に直付けするのですが、違和感なくフィットします。

滑りもよく、ピッチキープコード無しでもおススメのレールです。

 

ウエーブスタイルでおススメしたいレース生地はフジエテキスタイルの

ハクボPF1438という生地とこちらのフォグライトです。

すごく柔らかくてきれいです。

ウエーブはなにも加工しなくてもでます。

クリエーションバウマンやフィスバにも柔らかい適した

生地がありますがお値段がちょっと・・・・

ハクボはSNSでブレークして、YouTubeをみてハクボ指定

されるお客様も多いのです。

でも、この商品は150cm幅のタテ使いの生地で必ず巾継ぎが入ります。

それが嫌という声が多くて、その声はメーカーにも届き、今年

フジエテキスタイルは同じような生地で300cm幅で横使い

して巾継ぎの入らないフォグライトを販売しました。

当店には2つの生地を展示して見て触って比較できるように

しています。

 

お客様の声として、ハクボの方が触り心地がいいといわれます。

でも、巾継ぎがはいるのはイヤといわれるのです。

そこでフォグライトになることが多いのですが、皆様必ず

悩まれます。

 

当店では、加工所から現場に持っていくのに折りたたんで

箱に入れていきますので、たたみジワがついているのを

現場でアイロンスチーマーをあててとります。

スチーマーはフランス製のスチームワンでこれはけっこうきれいに

シワがとれます。

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当店は12月29日(日)~1月6日(月)まで休みを

いただきます。

新年は1月7日㈫からの営業になります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

吹き抜けに電動ロールスクリーン取付

吹き抜けに電動ロールスクリーン取付

 

ここ近年増えているのが電動商品で、インテリア商品では

ロールスクリーンを吹き抜けに取り付けることが多いです。

当店は住宅メーカーの仕事もしていますので、そういったことは

得意でノウハウもあります。

全て自社スタッフでしますので施工費も安いです。

今回の現場は住宅メーカーの仕事で足場のある時に施工しています。

吹き抜けに電動ロールスクリーンを取り付けるのは簡単です。

足場があるときはまだ電気が通じていないことが多くて

ポータブル電源を持って行ってテスト走行します。

窓枠内の小さな穴のところにコンセントがつく予定です。

吹き抜け。電動のご用命はカーテン夢工房へ

 

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吹き抜けに足場を組んで紐引きカーテンレール取付

吹き抜けに足場を組んで紐引きカーテンレール取付

 

11年前に当店で取り付けたお客様で、当時は吹き抜けに

ハンターダグラスのデュエットシェードを取り付けたのですが、

生地が裂けてトップオープンになりましたので、新たに

レースに取り替えることになりました。

下は実測時の写真

枠内にデュエットシェードアーキテラを取り付けていましたが

生地が裂けて上下に分離してトップオープンになりました。

吹き抜けの高さが550cmで、窓の幅が245cmで梯子が立てられなくて

当時も足場を組んで取り付けました。

今回も同様です。

1時間弱の作業を27秒の動画にしています。

真ん中の赤いところをクリックしてください。

紐引きカーテンレールを窓上に取り付けています。

カーテンレールはトーソーCM2000紐引きセット(両開き)

生地はフジエテキスタイルPF1396BU

操作している動画は下です。

赤いところをクリック(タップ)してください。

この紐引きカーテンレールはテンションプーリーを床に付けなくても

よくて、スマートで操作性もいいのですが、真ん中の交叉ランナーが

大きいのです。

真ん中で光漏れしないように大きく重なるようになっているのですが、

これだと開けた時のたまりも大きくなるのです。

こんな感じです。

そのため、自分でカットして別の位置に穴を開けました。

これで真ん中の重なりも問題はないですし、開けた時のたまりも

少し小さくなります。

純正のものを使いながらもちょっとした手を加えるだけで使い勝手が

よくなります。

 

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勾配天井にタテ型調光ブラインド取付

勾配天井にタテ型調光ブラインド取付

 

お客様からメールで問い合わせがあり、勾配天井に何かを

取り付けたいとのことで、図面と写真が送られてきました。

メールにはいろんなところに相談しても全部「できません」と

断られたと書かれていました。

下地さえあればなんとかなるのではと思っていました。

ご来店いただき、実測に伺ったところ、施工したいところには

まったく下地がなかったのです。

写真ではわかりにくいのですが、部屋側に向かって下がっている

勾配天井で、取り付け高さが4m40cmあります。

そこでサッシ枠内のまっすぐなところから持ち出すことにして、ホームセンターで

プレートを買ってきて自作持ち出し金具を作りました。

壁紙の商品番号を調べてもらって、それを金具に貼って目立たないように

しました。

勾配天井とプレートが干渉しないように10㎜のスペーサーを入れています。

ここにWISのタテ型調光ブラインド「スアベ」を取付ました。

「スアベ」は今流行のタテ型調光ブラインドの日本の先駆者です。

ノーマンのスマートドレープシェードやタチカワのエアレが生地が

編み物(ラッセルレース)に対してWISのスアベは織物です。

生地に品があって高級感があります。

出幅も他社は200㎜前後ありますが、スアベは150㎜前後で

15センチ巾のカーテンボックスにも入ります。

操作はコード式で回転も操作コードでできるタイプもあり、高所取り付けも

出来ます。

 

左側にドアがあり、それが60㎜突出していますが、すべて計算通りに

納めることができました。

お客様からGoogleの口コミサイトに投稿していただきました。

このようなお客様の声はほんとにありがたいです。

 

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トーソーウエーブスタイルレール使用の施工例

トーソーウエーブスタイルレール使用の施工例

 

最近、住宅メーカーの仕事の中でトーソーのウエーブスタイルレールを

使った納品が増えてきました。

住宅メーカーの仕事では、ほとんどがインテリアアドバイザーが

お客さまと打ち合わせをされて、こちらに見積もり依頼があります。

そのため、こちらがアドバイスする余地はほとんどありません。

柄決めや納め方の指示はインテリアドバイザーで縫製・施工は

当店です。

その1

ボックスワイド3100㎜で高さは2455㎜の窓が2窓で片開

トーソーのネクスティのウエーブスタイルのレールを使っていて、

1.5倍使いのフラットカーテンになっています。

生地はフジエテキスタイル フォグライト FA1850 WH  300幅の横使い

すごく柔らかい生地で形態安定加工はしていません。

両端の耳の下部にウエイトを入れています。

裾は9㎜の折り返しです。

片開でレールW=3080で1,5倍だとフラットにした時の生地ワイドは

4680㎜になりフックの数は40個になります。

そうするとたまりは

67cmぐらいになります。

たまりは20%以上になります。

ウエーブスタイルの場合、事前にお知らせしておかなければならない

ことです。

 

その2

生地は川島織物セルコン FF5370

トーソーのネクスティのウエーブスタイルで1,5倍使いのフラットカーテン

両開きですが、片方の端にトーソーのカーテンバトンクリアをつけて

片開きでもできるようにしています。

形態安定加工をしています。

カーテンバトンです。

 

ウエーブスタイルを美しくみせるためのやり方(個人的見解)

1)レールの長さを決めるときは、ウエーブを均等にしようすると、

ピッチ間が8cmなので、8㎝×奇数個で両開きの場合は×2にして

レールの長さを決めます。

そうでないと均等ピッチにならない。

今回のケースでいうと、住宅メーカーのマニュアルでいくとレールは

窓の幅に対して両サイド100㎜だすとなっていて、レールワイドを

2460㎜にしました。

そうするとトーソーの仕様でいくと両開きで36個のランナー

(片開18個)です。

ピッチキープの長さは8cm×17個=136cmで両開きならば

272cmになるのです。

レールの長さ246cmなんです。

ウエーブが均等ではなくちょっと余裕のあるところがあるんです。

この場合は270cmぐらいのレールにすればよかったのです。

 

2) ウエーブスタイルHウエーブをきれいに出すための生地で

柔らかいのが多いので、その生地をもって開閉すると生地を

傷めるのでカーテンバトンをつけることをおススメします。

両開きに場合は真ん中に2本必要

 

3)トーソーのレールはひじょうにいい商品なのでマグネット

ランナーの磁力が強いのです。

マグネットにセロテープを貼って少し磁力を弱めた方が開閉が

スムーズです。

 

4)生地にもよりますが、形態安定加工はした方がきれいな

ウエーブがでます。

 

5)形態安定加工をすると、レース地だと真ん中で逆V字になって

少し開きます。そのため、現場にスチーマーを持っていて修正する

必要があります。

 

6)裾の処理はウエイトテープにすると、ハリがあってきれいな

ウエーブが出にくくなります。

そのため、ウエイトテープではなく折り返しでできるだけ短い

折り返しの方がきれいと思います。(レースの場合)

両端の耳の下部にはウエイトを入れた方がきれいに納まると

思います。

 

7)芯地はトーソーの純正のウエーブスタイル用の芯地でなくても

大丈夫かな。フラットカーテン用の芯地の方がアジャスターフックに

なっているので微妙な高さの調整ができるのです。

トーソーの純正の芯地はアジャスターフックではないのです。

 

現場ごとに少しずつ進化していっています。

 

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